パソコンで高音質の音楽を - 初心者向けのPCオーディオ指南
■どのように環境を変えるか
「パソコン(ステレオミニジャック出力端子)→パソコン用アクティブスピーカー」以上の構成で視聴している現状だとする。
これを、以下のように改善する。
「パソコン→アンプ→パッシブスピーカー」
■1.PCから音源(ソース)を外部出力。
まずPCから音を取り出す。簡単には以下の2択になる。・サウンドカードにデジタル出力があるなら、デジタルケーブルを使用
・USBオーディオデバイスを用意する(出来ればASIO対応)
PC→USBオーディオ→デジタルケーブルorアナログRCAケーブルでアンプへ
パソコンのステレオミニジャック端子から取るくらいならば、安価なUSBオーディオデバイスからの方がいい。劣悪な環境なら、このUSBオーディオからPC用アクティブスピーカーに繋ぐだけでも音の違いが実感できる。
■2.音源(ソース)をアンプへ。
さて、無事取り出した音源をアンプへ渡す。アンプのデジタルorアナログ入力端子へ繋ぐ。
導入用の手ごろな製品としては以下のような感じ。価格順に並べています。
・DENON RCD-M33
・ONKYO CR-D1
・KENWOOD R-K801
これらはCDプレイヤー・FM等ラジオも備えた、コンパクトな一体型アンプでパソコンの近くに置きやすい。当然オーディオ入力端子もあるため、iPod や Walkman など、携帯デジタルプレーヤーのDock 音声出力とも繋げる。1つのスピーカーで、パソコン・アンプのCDプレイヤー・ラジオ・デジタルプレーヤー、この4つが共有できることになる。
特に場所を取りやすいスピーカーが1式で済むため、省スペースを重視する環境の場合は魅力的だと思う。各アンプとも音の色付けが違うため、そこは好みで決めるといい。ラジカセ等が持っているタイマー機能ももちろん備えていて、スピーカーとアンプの電源オンオフがリモコン一つで行えるのがいい。
参考までに当方では、 パソコン、ONKYO CR-D1
■3.アンプから、スピーカーへ。
アンプのスピーカー出力端子に、スピーカーケーブルを繋ぎ、スピーカーへ。ここでのスピーカーはPC用のアクティブスピーカーではなく、アンプが内蔵されていないピュア向けの“パッシブ”スピーカー。ミニコンポなどに付属してきた、あのスピーカーである。
PC用の卓上環境ではスペースが限られ、自然と選択肢は狭まってくる。
・RADIUS 45
・RADIUS 90
・Entry Si
・TANNOY MERCURY FR
最もコンパクトなのが RADIUS 45。PC用のアクティブスピーカーにも負けないコンパクトさが魅力だ。ここのお薦めはもちろん RADIUS 45 なのだが、これは低音部の不足が否めない。もしスペースを犠牲にするのであれば、その後の3候補から選ぶといいだろう。これらは大型電器店や大抵のオーディオ専門店で購入できる。スピーカーは単体で売っているものがあるため、その場合はペアで購入すること。また必要出力や抵抗がアンプと合ったものを選ぶこと。
次にスピーカーケーブルだが、左右のケーブル長は必ず揃えること。よく分からなければ、量販店などでおすすめのものを購入しておけば、まず間違いない。
以上でPCからアンプ、スピーカーまでの結線が完了する。
■まずは、楽しもう。
腰を落ち着けて、じっくりと聴いてみよう。音の抜けや広がり、情報量が断然違うのが感じられるはずだ。
スピーカーはできるだけ体から離すといい。近くで聴くリスニングスタイルにはあまり適していない。それゆえ、出来るだけ小さなスピーカーを選ぶべきと言える。左右のスピーカー、聴く人間、これらがちょうど二等辺三角形になるのがオーソドックスなベストポジションだ。
さてこの状態のまま、1週間ほど聴いてみよう。
この後、実はまだやることがある。
■音を、「締める。」
どのような土台にスピーカーやアンプを置いているか。PCデスクの上にスピーカーを直置きしている人がほとんどだと思うが、スピーカーが音を出すことにより発生する振動が、音にかなり悪影響を与えている。これは嘘のようだが、10円玉6枚で解決する。スピーカーの前に2枚、後ろに1枚。スピーカーの足として下に10円玉を3枚ずつ敷く。音のブレが解消され、明瞭に聴こえるようになる。
「まず1週間聴いてみて欲しい」、と言ったのはこの違いを実感してもらうためだ。
さて、この状態のまま、総100時間ほど鳴らしてみよう。
オーディオ製品は使用するうちに製品部品がこなれ、音が丸みを帯び落ち着いてくる。よく知られた言葉だが、これが「エージング」だ。
■あと、やるべきことがあるなら。
・アンプの電源は、PCとは別にする。・スピーカーの前には、できるだけ物を置かない。
出来るなら壁の電源タップから直接取る。PC周りはノイズだらけである。
PCと同じタップから電源を取るのも、アンプに実は影響を与えている。
■音楽を、楽しもう。
オーディオの世界が終わりがない。きりがない。迷信も溢れている。本来のオーディオの目的は、リスニングを楽しむことだと思う。
高価すぎる機材に踊らされず、今あるその音を楽しもう。
自分が「いい」と思った音を信じ、それを楽しもう。
安っぽいラジカセで深夜ラジオを聴き、心躍らされたことを思い出そう。
Sound Player Lilith
Project9k様作の、国産高音質オーディオプレイヤー。
MP3、WMA、OGG形式などたくさんの音楽ファイルに対応。winampプラグインをインストールすることでAACも再生可能。USBオーディオデバイスのASIOにも対応しており、LilithでASIO・24bit再生を行うとiTunesより遥かに高い音質で聴くことことができます。艶のある音を出すことで有名。フリーウェア。
私も愛用しています。
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